普段から社会に対して興味を持つことが総合型選抜の対策につながる

普段から社会に対して興味を持つことが総合型選抜の対策につながる

総合型選抜とは依然はAO入試と呼ばれていたのが姿を変えたものであり、いわゆる入学試験である一般入試、高校から推薦を受けた上で行われる推薦入試と並んで3つ目の入試方法となっています。
大学によって様々な特性はあるものの、基本的にはその大学がこのような人に入学してもらいたいと考える学生像があって、それに対する合致度が高い人が合格するという仕組みになっていることは同じです。
ですので、総合型選抜での入試を考えている人は、何よりもまずこの大学が意図する学生像を自分なりにしっかりと理解しなければ始まりません。
もちろんここにも多様性は存在するのは言うまでもありませんが、社会の中に大学がある以上、求める学生とは何らかの形でそれと関係があるのが普通です。
ですので、求める学生像を理解するのみならず、それが社会とどのように関係するのか、どんな課題や問題を解決するために自分は大学で学びたいのかを明確にすることが大事でしょう。

総合型選抜の面接官への伝え方は結論を先に述べること

総合型選抜の面接での伝え方は、まず結論を述べることが大事で志望理由書とは異なって口頭で表現するためわかりやすく話すことがポイントになります。
先に結論を述べた方が一番よくて、分かりやすいだけでなくそのあとの展開も作りやすくなり、相手からの質問も引き出せます。
逆に結論を最後に伝えると一生懸命に説明をしても、相手は何が言いたいのかわからないと思われます。
総合型選抜でよくあるミスが、面接官にこの大学ではなくても学習が出来ると思われてしまうことです。
例えば国際学部を目指すなら最近の国際情勢での問題に関して話してから、自分ならそれをどう解決していくかを述べます。
ただ、そこを注力すると他の大学でもいいのではと思われるため、志望校でないと自分の夢が叶えられないことをアピール出来るかにかかります。
例えば、英語の講義が他の大学よりも豊富にあって、それに関連した有名な教授がいるから入学を希望しているといった学部の魅力を具体例として挙げてから、説明が出来れば他の生徒と違うことを伝えられます。

著者:藤江昌史

筆者プロフィール

岩手県北上市生まれ。
試験合格のために、総合型選抜の書類審査や対策について執筆しています。